【活動報告】令和元年度「学校団体訪問学習の受け入れ」

活動目的

校外学習等で公式訪問されるグループを対象に、当館スタッフ(学芸員)が見学のサポートや学生からの質問に回答しました。

博物館ならではの本物の資料の見学や学芸員との質疑応答を通じて、参加学生の「自ら考え、調べ、まとめる力」を養うとともに、海や船についてより深く学んでいただくことを目的に実施しました。

活動日

<開催日等:各学校団体等と調整のうえ随時開催>

(1)令和元年 5月12日(日)

(2)令和元年 5月22日(水)

活動場所
船の科学館敷地内

参加人数

(1)5月12日:埼玉県 中学校 修学旅行 4名

(2)5月22日:愛知県 中学校 修学旅行 4名

主な活動内容

海や船に関して、学生たちが疑問に思うこと・詳しく知りたいことを事前にまとめていただき、見学当日に当館学芸員が関連する展示資料を提示しながら詳しく回答しました。

当館の所蔵・展示する資料を実際に見学し、解説を聞くことにより、各学生が設定したテーマについてより深く学び、海や船に関して興味を持っていただく機会となりました。

Q&A

<学生からの主な質問とその回答>

Q1:日本で一番大きな船はどれくらいの大きさですか?

A1:船には色々な種類の船がありますが、中でも「石油タンカー」は特に大きなものが多いです。

今はもうありませんが、かつて日本最大の石油タンカーだった“日精丸”は、全長が約378mもあり、石油を約48万トンも積むことができました。

また、「客船」の中で日本最大のものは“飛鳥Ⅱ”で、全長が241mもあり、乗客も870名以上乗ることができます。

Q2:船の最高時速はどれくらいですか?
A2:船の速度は「ノット(knot)」で表し、1ノットは時速約1.8kmです。

一般的な貨物船の中でも最も早い「コンテナ船」の最高速度は約24ノット(時速約44km)ですが、離島航路などを走る「ジェットフォイル船」の最高速度は約45ノット(時速約83km)にもなります。

Q3:災害などの緊急時や発展途上国など医療の手が行き届いていない地域に対して有効な医療支援の方法として、国連で病院船(※1)団を作り、運営することが出来ないかと考え、その実現の可能性を調べています。安定して手術などをするにはできるだけ船が揺れないようにする工夫が必要ですが、その工夫はどのようなものがありますか?

※1 病院船:病院の機能を持ち、災害や傷病者等に医療ケアを行う船のこと

A3:海上走る船は波や風の影響を受けて船体が揺れるため、安全な航海のために様々な減揺装置が船にはあります。船底両舷に設けられ船の横揺れを抑え安定させる「ビルジキール」や、翼のような形をしている「フィンスタビライザー」では波の動きに合わせて翼の角度をコンピュータでコントロールし船の揺れを抑えることが出来ます。

Q4:病院船は、災害や医療支援において単一の船ではなくそれそれ別の船が必要ですか?
A4:医療を行う場所や状況に応じて、様々な形の医療船が必要になります。例えば、災害時の怪我などの短期治療と医療支援といった長期治療では対応が大きく異なることから、目的に合った病院船が求められることとなります。

当日の様子