【活動報告】「お台場学園(港陽中学校)環境学習の出前授業」

活動目的

お台場学園(港陽中学校)では、環境を題材にした「環境学習」を実施しており、今回当館を含め複数の教育機関に協力いただき環境に関する出前授業等を行いました。日本の将来を担う世代に向けて、広く海への興味関心を高めるとともに、地域の海や環境保全について知っていただくことを目的に実施いたしました。

活動日

平成30年9月11日(火)
12:00~16:00

活動場所

港陽中学校 第二理科室
えこっくる江東 環境情報学習館 
東京海洋大学越中島キャンパス

参加人数

75名

主な活動内容

7年生「お台場海浜公園から海の環境を学ぼう」
   「煮干しから海を見てみよう」

 お台場海浜公園の環境を観察し、海や浜の様子を記録し、採水を行った。理科室に戻り、採水した水の塩分・水温を測り、お台場海浜公園の浜辺は、「汽水域」にあたることを学んだ。
 その後煮干し(カタクチイワシ)を題材に、魚のヒレの名前や役割について副教材を使いながら説明したのち、実際に煮干しを使って体の内部の様子を観察し、主要な器官については解説をすることで、魚の体の仕組みへの理解を深めた。その後、煮干しの胃の内容物を顕微鏡で観察し、プランクトンが見られたことから、海の生態系の食う食われる関係を解説した。最後に、近年の海の様子としてマイクロプラスチックが増えておりお台場海浜公園にも複数存在していることと、生物にとっても我々にとっても解決が望まれる課題であることを説明し、海を守るために日々の生活の中でプラスチックを減らす取り組みをしている人々の活動を紹介した。
 本プログラムでは、身近な海であるお台場海浜公園や煮干しの観察を通して、生徒の海や海の生物への興味関心を高めるとともに、私たちの生活と海との関わりを再認識していただき、海を守る意識を啓発するきっかけづくりとなった。

【主な内容】
『お台場海浜公園から海の環境を学ぼう』
・お台場海浜公園を調査しよう!(屋内・屋外編)
『煮干しから見る海の様子』
・サカナを組み立てよう
・サカナの体の中を見てみよう
・サカナのおなかの中を見てみよう
・サカナのおなかから見る海の様子

8年生「お台場海浜公園マイクロプラスチック調査」
   「ゴミ減量化への取り組み」

 マイクロプラスチックをテーマに、お台場海浜公園で調査を行った。昨年度『煮干しから海を見てみよう』を受講したことを振り返りつつ、実際、マイクロプラスチックが浜辺のどの辺りにあるのか、どれくらいの量があるのか、全員が浜で採集を行った。
 その後えこっくる江東に移動し、国内外でのゴミ削減やリサイクルの取り組みについて話を聞いた。また、お台場海浜公園が東京オリンピックでトライアスロンの会場になることから、ロンドンオリンピックでの地域で取り組むエコ活動とレガシーについてビデオを鑑賞した後、エコミラ江東に移動し江東区内のプラスチックごみの分別作業を体験した。
 本プログラムでは、生徒にとって身近な海であるお台場海浜公園の海洋環境の現状を見ることで、海への興味関心を高める契機となった。さらに、えこっくる江東において様々な環境に配慮した取り組みを体験的に学ぶことで、自らの生活を省みながら、環境と自身の行動について考えるきっかけとなった。本プログラムは、えこっくる江東の協力のもと実施しました。

【主な内容】
『お台場海浜公園マイクロプラスチック調査』
・お台場海浜公園マイクロプラスチック調査
『ゴミ減量化への取り組み』
・エコサポーターによる展示案内、解説
・ロンドンオリンピックとエコに関するビデオ鑑賞
・エコミラ江東でのプラスチックごみ分別体験

9年生「海と船に関する学習」

 東京海洋大学越中島キャンパスにおいて、海洋気象学が専門の岩坂教授より風と海流に関する講義を聴講した。その後、先端ナビゲーション室に移動し、庄司教授よりAIS航跡情報を用いた航行状況モニタリングについて解説を受けるなど、海洋研究の最先端について触れていただく機会とした。最後に明治丸に移動し、解説ボランティアの原氏より船内の見学を行った。
 本プログラムでは、海に関する先端の活動をしている教授や研究施設に実際に訪れることで、海洋環境の基礎やその研究について学ぶ機会となった。このような体験が、生徒たちにとって今後の自身の進路を考える際の一助となることに期待する。本プログラムは、東京海洋大学の協力のもと実施しました。

【主な内容】
・岩坂教授の海と海流に関する講義の聴講
・先端ナビゲーション室にて庄司教授による解説と見学
・解説ボランティア原氏とともに明治丸船内を見学