
東海大学附属浦安高等学校・中等部では、海洋政策研究所「海洋教育パイオニアスクールプログラム」の一環として、理科好きの中学1年生から高校2年生までの生徒を集めた「サイエンスクラス」において「船を学ぶ」講座を開設している。
今回当館から船舶に関する講座及び実地学習を行い、日本の将来を担う世代に向けて、暮らしにおける船舶や海洋の重要性について知っていただく機会とした。
事前学習 平成29年5月26日(金) 16:10~17:00
実地学習 平成29年5月27日(土) 14:30~16:30
事前学習:32名
実地学習:37名
1日目は事前出張学習として、海運や船に関する基本的な知識を学んでいただくための座学講義を開催した。2日目は座学で学んだ知識をさらに深めるために、展望塔では実物を見ながら東京湾の具体的な港湾状況について講義を行い、体験教室プールではカヌー操船体験を行うことで実際に船を操船し「船」というものを身近に感じていただく機会とした。
【主な内容】
1日目
・船の種類や役割り、日本の海運に関する講義
・食べ物やエネルギー等、目には見えないが暮らしに無くてはならない船舶物流と海上交通の重要性についての講義
・質疑応答
2日目
・展望塔からの近隣港湾施設の講義
・プールでのカヌー体験による、浮力や操作性などの船の特性をサイエンスの視点から体験
実施状況


1日目の事前学習出前授業の様子。
昨晩食べた食事のうち、船舶での輸入はどれくらいかといったクイズを交えながら実施。


ワークシートを基に、重要なポイントを整理しながら実施


2日目の展望塔での港湾施設講義の様子。
実際の港湾や貨物船を見学し、港ごとに入出港船舶の種類や輸出入貨物に違いがあることや、
私たちの暮らしに繋がる物流システムについて解説。


体験教室プールでのカヌー体験の様子。
漕ぎ方、浮力発生の原理、操船特性やライフジャケットを着用した水辺の安全な
楽しみ方などについてサイエンスの視点で解説。


実際にカヌーを操船し、浮力や操船特性を体験。最後に2日間のまとめを実施。