特別企画展「和船wasen~模型と写真で探る~」を7月16日(土)~7月18日(月・祝)に開催いたします。
現在、東京湾や近郊河川では和船を観る事は殆ど無くなり、更にその和船を建造していた船大工も、伝統的技法で建造できる方は姿を消しつつあります。
江戸木造和船細工の中山幸雄氏は、幕末から昭和初期頃まで東京湾や近郊河川で活躍した和船を、記憶にとどめるため図面や写真を基に精巧な模型(1/70)に復元制作を続けられ、今や200隻を超える隻数を所蔵されるまでになりました。
本企画展示では、東京湾や近郊河川で活躍した和船には、どの様な船がどの様な用途で使われていたのかなどを、中山氏制作の和船模型と博物館などで所蔵されている写真で構成し、その実像を展示紹介します。
1. 開催日時
7月16日(土)~7月18日(月・祝)の3日間 10:00~17:00
2. 開催場所
船の科学館本館1階ロビー
3. 見学料
無料
【和船模型製作者 中山幸雄氏のプロフィール】
昭和28年(1953)2月、大田区羽田の漁師町で生誕。実家が砂利運搬を生業として居た事から、 幼児期より船に親しむ機会が多かった。10代の時、船の模型を自作し船大工に見せたところ、筋が良いと褒められた事が切っ掛けとなって、現在まで会社勤務 の合間をぬって製作した和船模型は100種、200隻余りを数えるところとなっている。
※ご協力を頂いた方々及び機関名(順不同、敬称略)
鈴木妙子、中山金三、浦安市郷土博物館、大田区立郷土博物館、千葉県立中央博物館、館山市立博物館
千葉県立中央博物館大利根分館、木更津市郷土博物館金のすず、流山市立博物館、栄町教育委員会
野田市郷土博物館、幸手市教育委員会、東京海洋大学附属図書館、船橋市視聴覚センター

